純白からピンクへと花の色が変化 「酔芙蓉(すいふよう)」が見ごろ 名前の由来は「酒に酔った時の顔色」

純白からピンクへ、一日で花の色が変わる「酔芙蓉(すいふよう)」が愛知県岡崎市で見ごろを迎えています。

岡崎市の観光施設、奥殿陣屋では13日の朝8時半頃「酔芙蓉」が白い可憐な花を咲かせていました。

しかし、約5時間後には純白だったはずの花は鮮やかな薄ピンク色へと変わっていました。

「酔芙蓉」は一日の中で花の色を白からピンクに変化させ、夕方ごろにはしぼむ珍しい植物。

その色の変化が、酒に酔った人の顔が赤くなっていく様子に似ていることから、「酔」の字が当てられたと言われています。

奥殿陣屋には15本の酔芙蓉が植えられていて、観光客を楽しませています。

(訪れた人)
「いいですよね、2回楽しめて。珍しいですね。」

このほか奥殿陣屋にはユニークな形をした「ナンバンギセル」も咲いていて、淡い紫色の花が顔を覗かせています。

酔芙蓉とナンバンギセルは9月いっぱい楽しめそうだということです。

© CBCテレビ