「岡山ロッツ」跡地に建設中の分譲マンション モデルルームを公開 街の活性化に期待の声

岡山市の商業ビル「岡山ロッツ」の跡地に建設が進んでいる分譲マンションのモデルルームが公開されました。表町地区など市中心部ではマンションの建設が相次いでいて、街の活性化に期待する声もあります。

(記者リポート)
「こちらは18階を想定したモデルルームです。ベランダに出ますと岡山城も見ることができます」

マンション建設が進んでいるのは岡山市北区中山下です。この場所には商業ビル「岡山ロッツ」がありましたが、2022年2月に閉館しました。

首都圏を中心に事業展開するディベロッパー「東京建物」などで作る共同企業体が約3000平方メートルの敷地に19階建てのマンションを建設しています。部屋数は194部屋です。

13日は4LDKの広さがある広々とした1LDKのモデルルームが公開されました。

最も多い3LDKの部屋の予定価格は4300万円台からで、2023年11月中旬に販売開始の予定です。

(東京建物 関西住宅営業部/草田昌義 課長)
「このエリア、利便性を享受できるということがこのマンションの魅力。ハレノワですとか、にぎわいの創出の中で幅広い層に住んでいただく定住者が増えればこの辺りが活性化してくるかな」

マンションが建設される表町エリアには、9月1日に岡山芸術創造劇場ハレノワがオープンしました。ハレノワは文化・芸術の拠点として、周辺のにぎわいづくりの起爆剤になることが期待されています。
オープン後は表町商店街の人出にも変化があるということです。

(岡山市表町商店街連盟/長谷川 誠 理事長)
「売り上げに確実に結びつくというのはこれからでしょうけれども、日頃来られないお客様が、表町、特にこの南部地区にお見えになっていることは間違いない」

ハレノワだけでなくマンションが増えることも商店街の活性化につながると長谷川さんは期待しています。

(岡山市表町商店街連盟/長谷川 誠 理事長)
「街なか、便利な所で生活しようということで人がまた帰ってきているのは実感するところ。定住人口が増えて商店街を通る人が増えれば売り上げや活性化にもつながっていくんじゃなかろうかと思っています」

ロッツ跡地に建設中のマンションは2026年1月に完成、3月に引き渡し開始予定です。

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