神戸阪急、10月11日全館オープン 「神戸らしい生活」提案、高級ブランド店を大幅拡充

本館8階にオープンする書店「有隣堂」のイメージ(神戸阪急提供)

 神戸阪急(神戸市中央区)は13日、約20年ぶりの改装をほぼ完了し、10月11日に全館リニューアルオープンすると発表した。海外ブランドや化粧品の拡充など「都市型百貨店」としての機能強化と、「神戸らしい生活」を提案するフロアづくりを2本柱に、館内の約90%を刷新した。

 高級ブランド店は、改装前の4ブランドから21ブランドに大幅拡充。10月9日には、高級ダウンウエアの「モンクレール」が新館1階にオープンする。

 今回、改装オープンするのは本館の「神戸らしい生活」を提案するフロアが中心。「海と山を感じる暮らし」がテーマの6階では、セレクトショップ「まちのシューレ」が出店し、米国のアウトドア「ウールリッチ」などファッションの新店もオープンする。

 シニア世代向けの8階では、横浜市の書店「有隣堂」が西日本初出店し、書籍のほか和紙など雑貨も扱う。同フロアでは、衣料品や介護用品も展開する。

 改装は昨年3月に着手し、順次、フロアを改装オープンしていた。投資額は約80億円で、2023年度売上高は21年度比約1.5倍の440億円を見込む。(広岡磨璃)

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