- 重要なグローバル課題に関するソートリーダー間の協働を促進する新たなイニシアチブ
- MSCIのリンダ＝エリン・リーが研究所の代表に就任
ニューヨーク--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） --世界の投資コミュニティに重要な意思決定支援ツールとサービスを提供するリーディング・プロバイダーであるMSCI（NYSE: MSCI）は、MSCIサステナビリティ研究所（以下「当研究所」）の設立を発表しました。
当研究所は、持続可能な価値を創造し、気候変動などのグローバルな課題に取り組む上で資本市場が果たす役割の発展を推進することを目的としています。MSCIの投資業界における経験と専門知識を活用し、金融、学界、政府、NGO、シンクタンク、そして各種分野の企業との間の協力関係を促進するとともに、戦略設定に必要なデータ、分析、政策、行動の間のギャップを埋めることに貢献します。
クリーンエネルギー経済への移行を推進し、その他の長期的リスクに対処するためには、資本市場エコシステム全体でそれぞれのリーダーが協力することが必要です。当研究所は、以下を提供することで、協力的な取り組みを支援します。
- データとノウハウへのアクセス – 当研究所は、投資家が意思決定の参考として用いる持続可能性に関するデータ、指標、モデルを学術研究者や政策立案者に提供します。また、スタンフォード大学経営大学院などの厳選された学術機関と協力し、研究者や学生が資本配分のためのこれらの基準の目的と応用を理解し、急速に進化するサステナビリティ・データの状況に対応できるようにするための研修を開催する予定です。
- 新たなアプローチの探求 – 当研究所は、サステナブル・ファイナンスにおける新たなトピックに関する洞察を提供し、資本配分の意思決定に役立つ新たなデータや測定アプローチを先導して導入することを、資本市場エコシステム全体のイノベーターに奨励します。これには例えば、当研究所の分析面の支援とベゾス地球基金および気候対策財団（CWF）の財政支援を受けて、グローバルな適応・レジリエンスに関する投資ワーキンググループ（GARI）が開発した、気候レジリエンス投資の枠組みが含まれます。
- 意思決定に役立つ研究 – 当研究所は、投資家や企業にとって有用な重要学術論文の選択・収集を行います。当初は、持続可能性要因が金融資産の価値とどのように相互作用するかを調査した研究に焦点を当てた選択を行います。
- 議論のフォーラム– 当研究所は、資本市場エコシステム全体からリーダーを集め、持続可能性のリスクと機会に関する多様な意見を交換します。これらの議論は、最高品質のリサーチと、分析の厳密性・客観性への取り組みを基盤としています。
MSCIの会長兼最高経営責任者のヘンリー・フェルナンデスは次のように述べています。「気候変動のようなグローバルな課題は、政府、企業、NGO、国際組織だけでは解決できません。最も有意義な解決策にはすべて、何らかの分野を超えた協力が必要です。MSCIサステナビリティ研究所を通じて、私たちは補完的な強みと専門的知識を持つ思想家を幅広く結集し、データ主導のアイデアを現実世界の影響力と行動に変える手助けをしていきます。」
リンダ＝エリン・リー、MSCIサステナビリティ研究所代表に就任
リンダ＝エリン・リーが、MSCIサステナビリティ研究所の創設ディレクター兼代表に就任しました。リーは、最近までMSCIでグローバルESGおよび気候変動リサーチを統括し、持続可能な価値と投資リスクの長期的促進要因の理解に尽力する、業界をリードするアナリストチームを構築しました。ESGと持続可能性の分野における業界のパイオニアであり、定評のあるソートリーダーとして広く認められており、米国金融業界で最も影響力のある女性100人にも選出されています。
MSCIサステナビリティ研究所創設ディレクター兼代表のリンダ＝エリン・リーは次のように述べています。「財務価値と非財務価値の両方を測定する新しい方法を開発してきたMSCIの経験を活かし、投資家、学識経験者、政策立案者、NGO、業界を超えた企業と協力できることを大変嬉しく思っています。私たちは力を合わせて、資本市場がどのように持続可能な価値の推進に貢献できるかについて知識を深めていきます。」
MSCIのCEO特別顧問に最近就任した水野弘道が、その立場でMSCIサステナビリティ研究所のアドバイザーを務める予定です。水野は、有力投資家、学識経験者、その他のソートリーダーなどによる、当研究所のアドバイザリーグループの設立を支援します。
MSCIサステナビリティ研究所の詳細については、当社ウェブサイトmsci-institute.comをご覧ください。
MSCIについて
MSCIは、グローバルな投資コミュニティに意思決定支援ツールおよびサービスを提供する大手企業です。リサーチ、データ、テクノロジーにおける50年以上の専門的経験をもとに、リスクとリターンの主な要因をクライアントが理解し分析できるよう、そしてより自信のある効率的なポートフォリオの構築を支えることで、より優れた投資判断を可能にしています。同社は、クライアントが用いることで投資プロセスにおける知見を得、透明性を改善できるよう、業界をけん引するリサーチによる強力なソリューションを生み出しています。
このプレスリリースには、1995年証券民事訴訟改革法で定める将来予測に関する記述が含まれています。将来予測に関する記述は、将来の出来事または成績に関するものであり、実際の結果や成績が大きく異なるものとなるリスクがあり、過度に依拠するべきものではありません。結果または成績に影響する可能性のあるリスクは、MSCIのアニュアルレポートで12月31日が締め日となった最直近会計年度のSECへの10-K様式の申告書としてまとめてあります。MSCIは、いかなる将来予測に関する記述の更新を行いません。ここに示す情報は、一切の投資助言ではなく、そうしたものとして依拠されるべきではありません。MSCIは、適切なライセンスなく、その商品またはサービスを利用する権利またはライセンスを認めません。MSCIは、ここに示す情報に関する商品適格性、特定目的適合性またはその他に関し一切の明示的、暗示的表明を行わず、法で認められる最大限の限度においてあらゆる責任から免責となります。
Fortuna, Nick. 「米国金融業界で最も影響力のある女性100人：リンダ＝エリン・リー」 Barron's, April 2022.
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