ちばてつやさん外苑再開発を懸念 ブログで表明、イラストも

漫画家のちばてつやさん

 漫画家のちばてつやさん(84)が13日までに、自身のブログで、東京・明治神宮外苑の再開発事業について「人間の都合で自然を壊すことには、とてもとても、深い罪悪感を感じる」と懸念を表明した。巨木に囲まれほほ笑む少年の姿を描いたイラストなどと共に「守るべき大事なものがある」と訴えている。

 ブログは12日付で、神宮外苑の樹木を「先達たちが今を生きるワシらの為に一生懸命残してくれた大切な大切な宝物」とし、再開発に「後世の人々を思う、優しい視点があるのかなぁ」と疑問を呈した。

 取材に「球場は(漫画家の)水島新司さんたちと野球をした親しみがある場所。木が切り倒されるのはつらい」と話した。

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