世界陸上東京大会へ2年でシンポ 田中「満員の中を駆け抜けたい」

開幕まで2年となった世界陸上選手権東京大会のシンポジウムに参加した(右から)田中希実、山西利和ら=13日、東京都新宿区

 2025年9月に東京・国立競技場で行われる世界陸上選手権の開幕2年前となった13日、東京都内でシンポジウムが開かれ、今年8月の世界選手権女子5000メートルで8位に入賞した田中希実は「(東京)五輪は無観客だったので、次は満員の客席の中を駆け抜けて、いろんな身近な人にも目の前で見ていただけたらうれしい」と語った。

 山西利和は世界選手権男子20キロ競歩で2度の優勝を誇るが、3位だった21年の東京五輪のレースは札幌が舞台だった。「東京でできるのは楽しみ。自分がやりたいことをとことん突き詰めて、それがパフォーマンスに表れてくれたら」と抱負を口にした。

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