ポグバがドーピング陽性で出場停止に…契約解除見据えるユベントスは後釜探しに着手

[写真:Getty Images]

ユベントスがフランス代表MFポール・ポグバ(30)の後釜探しに着手し始めたようだ。

セリエA第1節・ウディネーゼ戦後に実施したドーピング検査で陽性反応となったポグバ。イタリア反ドーピング機関(NADO)によると、筋肉量の発達に関与する非内因性起源のテストストロン代謝物が確認されたという。

これによって暫定的な出場停止処分が科され、正式な処分では2〜4年の出場停止となる可能性も報じられているなか、同時にユベントスがポグバへ契約解除を突きつけるシナリオも考えられている状況。来年1月の移籍市場に向けて動きを本格化させているようだ。

イタリア『カルチョメルカート』によると、スポーツ・ディレクター(SD)のクリスティアーノ・ジュントリ氏は今夏の就任以降、経験豊富なベテランから先行投資の意味合いも強い18歳まで5人のセントラルハーフをリストアップ。ポスト・ポグバの観点から精査し直しているという。

まずはポグバと同い年であり、今夏も獲得を目指していたアーセナルのガーナ代表MFトーマス・パルティ(30)。ミケル・アルテタ監督が放出を容認していると言われ、今シーズンは本職の中盤ではなく、右サイドバック起用が続いている。

ジュントリSDのお気に入りはニースのフランス代表MFケフラン・テュラム=ウリアン(22)。しかし、元ユベントスのDFリリアン・テュラムを父に、インテルのFWマルクス・テュラムを兄に持つサラブレッドは、最低3500万ユーロ(約55億3000万円)とされる評価額がネックとなっているようだ。

また、昨夏と今夏プレミアリーグ行きも噂されていたボルシアMGのU-21フランス代表MFクアディオ・コネ(22)、ストラスブールのU-21フランス代表MFハビブ・ディアラ(19)、ドルトムントBのギニア人MFアブドゥライエ・カマラ(18)という3人もポスト・ポグバの候補に挙がっているとのことだ。

ポグバについては、薬物規定違反が故意ではなかったと認められたとしても最低2年の出場停止になるのではないかとみられており、ユベントスが後釜に目を向けるのは自然な流れと言えるだろう。

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