つかの間の絶景 奥日光・華厳の滝に虹

秋空の下、一筋の虹が現れた華厳の滝=13日午前8時40分、日光市中宮祠

 13日の栃木県内は青空が広がり、日光市中宮祠の華厳の滝では水しぶきによる虹が見られた。県内平地の多くで最高気温が30度を超えた中、奥日光は23.1度となり、観光客は幻想的な光景と涼を楽しんだ。

 有料観瀑台などを管理する「華厳滝エレベーター」によると虹は朝に架かり、9月は日照条件などで出現する確率が高い。この日は同エレベーターの営業が始まる午前8時には虹が現れ、遠足で訪れた子どもたちが歓声を上げて見入った。

 千葉市中央区、会社員森田彩美(もりたあやみ)さん(31)は「霧降高原で雲海からの朝日を見てから訪れた。つかの間の絶景を二つも見られて満足」と笑顔で話した。

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