ガソリン下落、富山県内184円30銭 補助拡充で15週ぶり

 経済産業省が13日発表した11日時点の富山県内のレギュラーガソリン1リットル当たりの平均価格は、過去最高値だった前週4日と比べ3円30銭安い184円30銭で値下がりした。下落は今年の5月以来、15週ぶり。政府が価格抑制のための補助金を7日から拡充したのを反映したものの、依然として高値が続いている。全国平均小売価格は1円70銭安い184円80銭となり、小幅に下落した。政府補助による価格押し下げ効果は12円50銭だった。補助がなければ197円30銭だったことになる。政府は10月5日から年末までは補助をさらに引き上げ、175円を超えないようにする方針だ。

 政府が目指す170円台に下がるまでには数週間かかる見通し。ガソリンスタンドに高値圏で仕入れた在庫が残っており、ガソリン価格を調査した石油情報センターの担当者は「地域差は出るが、在庫が入れ替われば徐々に下がるだろう」と分析した。

 9月11日時点のレギュラーガソリン価格を都道府県別にみると、富山など41都道府県で値下がりし、5県で上がった。1県が横ばいだった。

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