明治学院大学は、2023年9月4日、文部科学大臣からの認可を受け、明治学院大学として初となる理系の新学部「情報数理学部」を2024年4月に開設することを発表した。
明治学院大学は、その淵源である1863年のヘボン塾開設から、一貫して時代に必要な教育の実現を目指してきた。今回、その教育の実現および大学の教育の範囲拡充を目指して、明治学院大学として初となる理系の新学部『情報数理学部』を設立する。情報数理分野は急速に発展しており、社会的な要請が高まっている分野。社会の動きに合わせて大学の教育を拡充し、卒業生の活躍の場を拡げることを目的としている。
開設する情報数理学部は、情報技術の動きを数理の立場から学ぶ学部。情報数理分野では、ICTを活用した授業やProject Based Learning(PBL)など、新しく柔軟な形態の教育が開発され、既に実施され始めている。明治学院大学もこうした教育をとりいれ、これまで培ってきた教育方法や内容と組み合わせながら、新時代に向けてさらに発展した授業を展開する。
カリキュラムの特色としては、3・4年次のコースを「数理・量子情報」「AI・データサイエンス」「情報システム・セキュリティ」に分類し、学生の志向や卒業後の進路に合わせて、どの分野を重点的に履修するかを選択可能とする。課題解決型のPBL科目を3年次に配置し、実際の企業で行われているようなプロセスを体感できる実践的教育を提供する。
なお、情報数理学部は文部科学省の「令和5年度大学・高専機能強化支援事業(成長分野をけん引する大学・高専の機能強化に向けた基金)」の支援1に選定された。この事業はデジタル・グリーン等の成長分野をけん引する高度専門人材の育成に向けて、意欲ある大学や高等専門学校が成長分野への学部転換等の改革に予見可能性をもって踏み切れるよう、機動的かつ継続的な支援を行うものである。
【新学部「情報数理学部」概要】
学部名称 ：情報数理学部
学科名称 ：情報数理学科
学生定員 ：1学年80名
学位名称 ：学士(情報数理学)
キャンパス：横浜キャンパス(神奈川県横浜市戸塚区)
