第1回オタク文化祭り開催=当協会主催、東洋街で17日=リベルダーデに新風物詩誕生

山井ケンジ氏による「アキバ・コスプレ」コンテスト

 コスプレ、アニメ、特撮、Jpop、ゲームなどのファンに向けたイベント「第1回オタク文化祭り(Festival de Cultura Geek)」が17日(日)午前10時から、サンパウロ市東洋街リベルダーデ広場で開催される。完全無料。リベルダーデ広場の新風物詩が、野村アウレリオ市議と当協会によって新しく開始される。ポップカルチャーファンにとってユニークな体験となりそうだ。

 2021年10月6日付法律第17672号で「オタク文化の日」をサンパウロ市公式カレンダーに盛り込んで毎年5月25日に祝うことを決めた野村アウレリオ市議が、今回のイベントをサンパウロ市の公式行事にすることを発案した。野村市議は「毎年恒例のポップカルチャー・イベントを完全に無料化し、ワークショップや様々なアクティビティ、多くのアトラクションを通して子供たちや若者たちがこの体験に触れられるようにするのが目的。そのために様々な協力団体の支援を受けている」と説明する。その流れで、当ブラジル日報協会が主催となった。
 野村市議は「七夕祭り、東洋祭り、花祭り、餅つきなどの主要イベントが既に開催されているリベルダーデ広場のようなオープンでアクセスしやすい場所で開催することで、より多くの人々にこの活動を知ってもらうことができる」と開催意義を強調。
 リベルダーデ広場のイベントでは通常日系人が舞台に立つが、今回は異なる。ブラジル人の有名声優ドゥライゲレス・シルヴァ(『進撃の巨人』『デーモン・スレイヤー』『ブラックパンサー』『僕のヒーローアカデミア』)、ダニエル・フィゲイラ(『デーモン・スレイヤー』『機関車トーマス』『スウィート・ホーム』『ドラゴンボール改』)、フランシスコ・ジュニオール(『One Piece』『鬼滅の刃』『ジョジョの奇妙な冒険』)、レアンドロ・ロウレイロ(『ポケットモンスター6』『マイリトルポニー』『パワーレンジャー』)らだ。
 さらに、アニシオ・メロ・ジュニオール(『ドラゴンボール』『ドラゴンボールZ』公式シンガー)、ソニア・サンタルモ(『犬夜叉』『シャーマンキング』公式シンガー)、フェルナンド・ジャンソン(『ポケットモンスター』『シャーマンキング』『遊☆戯☆王』『シン・チャン~アニマルボーイ~』公式歌手)のショーも行われる。

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「オタク文化の日」を制定した野村市議(中央)
ポケモンカードで有名なユーチューバー、キャプテン・ハンターも登場
「第1回ブラジルアニソンダンスコンテスト」で優勝した「ケミカルダンス」

 山井ケンジさんとアユ・バコスの提供で、松田明美(ブラジルかわいい大使)、キム・ユナ(ブラジルPucca&Garu大使)も登場。今年3月にサンパウロ国際交流基金が主催した「第1回ブラジルアニメソングダンスコンテスト」で優勝したサンパウロのグループ「ケミカルダンス」のパフォーマンスも見られる。
 また、Blades Saber Club Brasilによるライトセーバーの振り付けや、ベスト・ギーク・ミュージック・プロダクション2022賞を受賞した歌手Tuuhの参加も注目される。
 ジャスピオンシリーズをブラジルに持ち込んだ実業家トシロウ・エガシラ氏の対談に加え、山井ケンジ氏率いるコスプレコンテスト「アキバ・コスプレ」ではブラジル日本都道府県人会連合会(県連)日本祭りのステージで行われる決勝戦への代表者を選出する。
 一般参加者は1キロの非生鮮食品を持参すれば、ASCCI(小児がんと闘う連帯の会)と「こどものその」の両慈善団体に寄付される。詳細はサイト(https://festivalculturageek.com.br/)で。

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