シャーザーがレギュラーシーズン残り試合欠場 プレーオフも欠場か

2016年以来7年ぶりの地区優勝とプレーオフ進出を目指すレンジャーズが今夏の補強の目玉として獲得したマックス・シャーザーが少なくともレギュラーシーズンの残り試合を欠場することになった。日本時間9月14日、レンジャーズのクリス・ヤングGMが発表した。シャーザーは上腕にある右の大円筋を痛め、15日間の故障者リスト入り。ヤングGMはチームがプレーオフに進出した場合、シャーザーが登板する可能性は「低い」と話している。なお、手術は不要の見込みだという。

現在39歳のシャーザーは、今季ここまで27試合に先発して152回2/3を投げ、13勝6敗、防御率3.77、174奪三振を記録。メッツでの19先発では防御率4.01だったが、レンジャーズ移籍後は8試合で防御率3.20と成績を向上させていた。シャーザーはメッツでプレーした昨季も145回1/3にとどまっており、2年連続で規定投球回に届かなかったことになる。

ア・リーグ西地区の首位を走ってきたレンジャーズだが、後半戦に入って故障者が続出。ヤングGMは「6人のオールスター選手のうち5人を後半戦で失い、さらに将来の殿堂入り投手(=シャーザー)まで失うことになってしまった。でも、シーズン終盤を迎えてプレーオフ進出を狙える絶好のポジションにいる。このチームとその戦いを誇りに思っている。それは変わらないよ」とチームへの信頼を強調した。

シャーザーは日本時間9月2日のツインズ戦で前腕の張りにより6回1安打無失点で降板。次の登板では3本のアーチを浴びて3回6安打7失点でノックアウトされ、日本時間9月13日のブルージェイズ戦は勝利投手になったものの、右上腕三頭筋のけいれんにより6回途中3安打無失点でマウンドを降りた。シャーザーは「登板を続けたことに後悔はない」としつつも「2つの故障は関連していると思う。前腕が100%の状態でなければ、負担は別の場所にいく」との見解を示した。

シャーザーの離脱により、レンジャーズはネイサン・イオバルディ、ジョーダン・モンゴメリー、ジョン・グレイ、デーン・ダニングに続く5人目の先発投手が必要になる。ブルペンに回っている2人の左腕(マーティン・ペレスとアンドリュー・ヒーニー)が代役の有力候補に挙げられている。

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