「26年間代表選手としてプレー」の43歳、涙の引退…男子世界最長のキャリアを終える

2021年に「世界で最も長く代表選手としてプレーした」としてギネス記録を打ち立てたアンドラ代表DFイルデフォン・リマが、ついに国際試合から引退した。

イルデフォン・リマは1979年生まれの43歳。1997年に17歳でアンドラ代表に初出場し、それから長い間主力としてプレーし続けてきた。

本来はセンターバックであったがストライカーとしても起用され、今年までアンドラ代表で137試合に出場、11ゴールを奪ってきた。

そして9月12日に行われたスイス戦を最後にアンドラ代表から引退し、26年に渡る伝説的なキャリアを終えることになった。

1999年生まれのリカール・フェルナンデスと交代してピッチを去る際には両チームのサポーターからスタンディングオベーションを受け、華々しく送り出されたという。

なお、イルデフォン・リマはこのアンドラ代表のキャリアにおいて100試合以上の敗北を経験しており、勝利はわずか7回であったとのこと。

また彼はそのキャリアの中で対戦相手のシャツを集めることをライフワークとしており、その数は600枚を超えるという。

男子サッカー競技のなかで40歳以上になっても代表選手としてプレーしていたのは、この40年ではビリー・メレディス(ウェールズ)とヤリ・リトマネン(フィンランド)のみ。

そして2021年にはすでに「男子サッカー競技で最も長く代表選手としてプレーした男」としてギネスブックに掲載されていた。

今回代表選手としてはキャリアを終えたが、イルデフォン・リマはまだFCアンドラのBチームでプレーしており、クラブの方ではまだスパイクを履き続けるとのこと。

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なお、女子サッカー競技においてはブラジル代表のフォルミガが1995~2021年で234試合という最長記録を持っている。

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