茶道人.com編集部[著]
さかい利晶の杜（大阪府堺市）では、企画展「堺茶の湯ワールド－堺環濠都市遺跡から出土した逸品－」を9月16日から開催します。本展では、堺環濠都市遺跡の中でも大坂夏の陣で被災した町家から出土したものを中心に、茶碗や向付、茶釜などを展示し、当時の堺の「茶の湯」がどのように行われたかを紹介します。
堺環濠都市遺跡では当時の生活や文化を知ることができる様々な品物が出土します。なかでも「茶の湯」に関連する出土品の多くは、慶長年間（1596～ 1615）に流行した「桃山茶陶」にあたり、ポルトガル人宣教師により「数寄と呼ばれる新しい茶の湯が始まった」とされる堺の文化を象徴するものとして注目されます。
中世の堺において、庶民にまで浸透していた茶の湯文化を体感しに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
2023年9月16日から10月22日まで。
さかい利晶の杜
