第2次岸田再改造内閣 女性最多5人初入閣11人 栃木5区選出の茂木敏充幹事長は留任

 岸田総理大臣は13日、第2次岸田再改造内閣の顔ぶれを決め松野官房長官が閣僚名簿を発表しました。また、自民党の四役の人事で栃木5区選出の茂木敏充氏が幹事長に留任しました。

 19人の閣僚のうち留任は6人、初入閣は11人、再入閣は2人となりました。女性閣僚は過去最多に並ぶ5人でこのうち外務大臣には上川陽子元法務大臣、こども政策担当大臣には衆議院当選3回で44歳の加藤鮎子元国土交通政務官を起用しました。また、マイナンバー問題の対応を担う河野太郎デジタル大臣や東京電力・福島第一原子力発電所の処理水放出を担当する西村康稔経済産業大臣は続投します。初入閣組では、防衛大臣に木原稔元総理補佐官、厚生労働大臣に武見敬三元厚生労働副大臣を登用しました。

 岸田総理は改造内閣で物価高への対応や賃上げに向け経済対策の策定に着手します。

 一方、岸田総理は、党の役員人事で選挙対策委員長に党内第3派閥・茂木派の小渕優子組織運動本部長を新たに起用し、幹事長は、茂木派会長で衆議院栃木5区選出、当選10回の茂木敏充氏・67歳を留任させました。茂木氏は、これまでに外務大臣や経済産業大臣などを歴任し、党では政務調査会長や選挙対策委員長を務めてきました。そして、おととし(2021年)の11月に党の幹事長に就任し、自民党が大勝した去年の参議院選挙で陣頭指揮を取りました。

© 株式会社とちぎテレビ