犬と暮らせば【第403話】「まるがいっぱい」

ちょっと盛りましたが(笑)私の近所には本当に「まる」が多いです。SNSのフォロワーさんを入れるともっと増えるかも!

良い名前ですよね。犬にも猫にもオスにもメスにも使えて、意味は全てを肯定する「まる」!縁起が良くて覚えやすく、この名を付けられると性格の穏やかな優しいコになりそうな気さえする。これこそ普遍的な名前の最たるもの。

「音象徴」と言って、音にはそれ自体に意味を連想させる働きがあると言われていますが、「まる」に含まれる「m」の音は、まさに柔らかさや丸さを連想することが多い音です。

逆に「カ行」や「タ行」、濁音が入ると、硬さや強い印象が出てきます。和犬には「銀次郎」「信玄」なんて渋いお名前も定番ですが、こちらはグッとカッコイイ印象。

名は体を表すというけれど「まる」と付けられた子はふんわりとして穏やかな子が多く、「銀次郎」と付けられた子は硬派でクールなイメージがあります(もちろん絶対ではありませんよ)。

そういえばエマの名前をつける時「スカイ」って名前を一瞬だけ候補にしました。エマは柔らかい「m」の音を有してるけど、スカイの「カ行」は硬さを表す音。
もしスカイちゃんになってたら、今のエマとはちょっと違う育ち方をしたんだろうか。

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