秋雨前線の出現

津軽海峡から対馬海峡にかけて秋雨前線がはっきりしてきました。
きょうは西～東日本では、日本海側を中心に雨が降り、雷を伴った激しい雨の降る所もある見込みです。けさ、長崎県では線状降水帯が発生しました。北日本も日本海側から雨の範囲が広がってきました。気温は日本海側を中心に平年並みまで下がり、夏から秋の様相に変わるでしょう。
しかし、秋雨前線の南は夏の様相で、暖かくて湿った空気が北上しており、晴れる所が多いのですが、大気が不安定で所々でにわか雨がありそうです。
秋雨前線の南下が遅いため、多くの地方の気温は高く、秋の様相になるのは、少し先、来週の彼岸の頃の見込みです。

（気象予報士・饒村 曜）

画像について：14日午後9時の予想天気図。