ワーケーションの普及で協力 「聖地」和歌山と釜山が覚書交わす

「ワーケーション」の普及推進の協力について覚書に署名する韓国・釜山市の安炳〓副市長(左から2人目)と下宏副知事(左から3人目)=5日、和歌山県庁で ※〓は王へんに允

 和歌山県は5日、地方のリゾート地などに滞在しながら働く「ワーケーション」を協力して普及しようと、韓国・釜山市と覚書を結んだ。

 和歌山県は、ワーケーション(仕事〈ワーク〉と休暇〈バケーション〉を合わせた造語)の全国発祥の地とされており、釜山市もワーケーションに力を入れている。

 この普及に協力していくのが覚書の目的。情報交換をしたり、互いのワーケーション事業をPRし合ったりする。

 調印式は県庁であり、下宏副知事と釜山市の安炳〓(アン ビョンユン)副市長が覚書に署名した。

 立ち会った岸本周平知事は「白浜町はワーケーションが盛ん。空港があり、今後は釜山からチャーター便を飛ばしてもらい、交流が盛んになることを期待している」。金亨駿(キム ヒョンジュン)在大阪韓国総領事は「和歌山県と互いに手を取り合えることを期待し、両国における自治体間交流活性化の呼び水となることを願う」とあいさつした。

 (〓は王へんに允)

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