兵庫のコロナ感染者、定点当たり15人超で5月以降最多に 都市部の増加目立つ

神戸新聞NEXT

 兵庫県は14日、県内198の医療機関から9月4~10日の1週間に報告された新型コロナウイルス感染者は3024人で、1カ所平均15.27人だったと発表した。前週(8月28日~9月3日)は平均14.19人で、4週連続で増加。定点把握となった5月8日以降の最多を更新した。

 政令・中核市の定点当たりでは、神戸市=11.23人▽姫路市=19.89人▽尼崎市=11.93人▽西宮市=9.38人▽明石市=12.82人-となり、都市部での増加が目立った。14日午前0時時点の入院患者は592人、重症者は15人だった。

 感染者は10歳代が増加して23%。インフルエンザの患者も増えており、小中高校では学級閉鎖や学年閉鎖が相次いでいる。日本学校保健会の14日午前時点のまとめによると、9月の県内の学級閉鎖クラス数は新型コロナで329、全体で600を超えている。(高田康夫)

© 株式会社神戸新聞社