【速報】地滑りの爪痕を間近で学ぶ 2008年の岩手・宮城内陸地震の被災地、宮城県栗原市

23人が犠牲になった2008年の岩手・宮城内陸地震の最大の被災地、宮城県栗原市が、今も残る地震の爪痕を生かした防災教育に力を入れている。国内最大級の地滑りが発生した現場の立ち入り制限を緩和し、間近で見学できるようにしたほか、貴重な地形を備えた自然公園「ジオパーク」の拠点施設には延べ6万5千人が訪れ、災害の教訓を伝え続けている。今年7月、内陸地震で生じた栗原市の「荒砥沢地すべり」を見学した地元高校生らは、むき出しになった高さ約130㍍の山肌に目を見張った。

© 一般社団法人共同通信社