現職の知花氏が出馬表明 来年の国頭村長選 「人と自然が調和する村づくり目指す」

 【国頭】2024年4月の任期満了に伴う国頭村長選に向け、現職の知花靖氏(64)は14日の国頭村議会9月定例会の一般質問で、2期目の出馬を表明した。知花氏は「人と自然が調和する村づくりを目指す」と決意を語った。
 知花氏は、22年度から実施しているこども園と小中学校の給食費完全無償化や、移住と定住の推進に向けた住宅環境の整備など、村の人口減少問題に対する取り組みの実績を強調した。一方で滞在型観光の推進に向けた宿泊施設誘致や農林水産業の振興などに課題も多く残るとして「課題の解決と村政の発展、福祉の向上を図る」と訴えた。
 知花氏は1959年8月18日生まれ。国頭村辺土名出身。国士舘大卒。86年に村役場に入り、企画商工観光課長、総務課長、副村長を歴任。20年の村長選で無投票で初当選した。
(武井悠)

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