万博の建設遅れ、協会と連携強化 自見氏「必要措置を早急に実施」

就任会見する自見万博相=14日午後、東京都千代田区

 自見英子万博相は14日に就任会見を開き、2025年大阪・関西万博で参加国・地域のパビリオンの建設工事が遅れている問題について「契約締結に向けた取り組みを加速し、施工環境の改善に向けて必要な措置を早急に実施したい」と強調した。日本国際博覧会協会や大阪府・市との連携を強化する考えも示した。

 万博では資材価格の高騰などを背景に、56の参加国・地域が自前で建てるパビリオンの準備が難航し、建設業者が決まったのは14カ国にとどまっている。

 自見氏は「万博を楽しみにしている国民のため、あらゆる努力をしたい」と述べ、岸田文雄首相から「この1、2カ月が非常に重要だ」との指示を受けたことも明らかにした。

© 一般社団法人共同通信社