【速報】改ざん関連文書の開示認めず 大阪地裁「捜査に支障」　財務省職員赤木俊夫さん自殺で妻雅子さん請求

森友学園問題に関する財務省の決裁文書改ざんを苦に自殺した近畿財務局の元職員赤木俊夫さんの妻雅子さんが、財務省から大阪地検特捜部に提出された関連文書を不開示とした同省の決定取り消しを国に求めた訴訟の判決で、大阪地裁は14日、請求を棄却した。徳地淳裁判長は、関連文書が存在するかどうかも明らかにしなかった財務相らの決定に裁量権の逸脱や乱用は認められず、適法と判断した。大阪地裁は「将来の刑事事件の捜査や、公共の安全と秩序の維持に支障を及ぼす恐れがある」と指摘。雅子さんは判決言い渡しの際に原告席から崩れ落ち、しばらく立ち上がれない状態となった。