高額な海外派遣の「見直しを」 香川県議会に約3万人の署名

香川県議会議員のブラジルなどへの派遣費用が高すぎるとして2つの市民団体が約3万人分の署名を添えて議会に「見直し」を陳情しました。

陳情は、香川県議会に対し「高額な海外派遣をやめること」などを求めるもので、14日午後、2つの市民団体が議会事務局に陳情書をそれぞれ提出しました。

問題となっているのは2023年11月、池田知事に同行しブラジルなど3カ国に議員を派遣し、移住者や現地の県人会と友好親善を図る計画です。計画書では議員8人分の経費は約2100万円。1人あたり約263万円です。

2つの市民団体はこの費用が高すぎるとして8月10日から約1カ月間、街頭とインターネットで見直しを求める署名を集め、合わせて約3万人分を陳情書に添えて提出しました。

(明るい民主県政をきずく香川県連絡会/多田 等 代表)
「全員しっかりと絶対にこれはやめてくれという思いで(署名を)集めることができました。これは誰が考えても怒り心頭しかない」

今回の議員派遣は6月議会で採決後に1人が辞退、1人が亡くなったため参加する議員は6人となり、県議会は精査した経費について近く発表するとしています。

陳情は9月議会最終日の10月6日に採決が行われます。

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