世界的に人気のスペインサッカーリーグ「LaLiga(ラ・リーガ)」。今季も多くの有名選手が集まり、それぞれのクラブで熱きプレーを繰り広げている。
そのラ・リーガが13日、驚くことにウェールズの5部クラブと1年間の胸スポンサー契約を発表した。
しかもそのクラブとは恐らく“世界一長い名前を持つ”と言われ、一部のマニアックなサッカーファンの間で有名なあのチームというから二重の驚きである。
そのチームとは通称「CPD Llanfairpwll FC(CPDスランヴァイルプールFC)」。
フルネームだと「Clwb Pêl Droed Llanfairpwllgwyngyllgogerychwyrndrobwllllantysiliogogogoch Football Club」。これはウェールズ語で、なんと82文字だ。
中間の文字数の多い部分はホームタウンの地名そのままで、「スランヴァイルプールグウィンギルゴゲリッヒルンドロブールスランティシリオゴゴゴッホ」と読むらしい。北ウェールズの大きな村だという。
この地名(クラブ名)にはLが2つ並ぶ。LLはラ・リーガのロゴマークと同じだ。選手とともに写っている看板はラ・リーガが村に贈った物のようで、LL部分がロゴマークに置き換わっている。
しかし、なぜラ・リーガはウェールズの5部リーグクラブと契約したのだろうか。
ラ・リーガ側の説明によれば、今回の契約は「2つのビッグネームが手を組んだ」とのこと。ある意味で確かに間違っていない。創設124周年を迎え、ピッチの内外で挑戦し続けるこのクラブを手助けするという。
また、ロゴマークをリニューアルしたラ・リーガの現在のスローガンは「The Power of Our Fútbol」。北ウェールズに“我々のフットボールのパワー”をもたらすとも語っている。
とてつもなく長い名前を持つクラブだが、エンブレムは意地とプライドのフルネーム表記!スマホ時代となった現在では表示に苦労しそうだ。
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ラ・リーガのロゴマークは今季のホームとアウェイ両ユニフォームの胸部に掲出。歴史的なこのユニフォームは一般販売を予定しているようで、近日中にその詳細が発表される。
ラ・リーガ側の意図が今ひとつ見えてこない今回の契約だが、クラブにとってはビジネス面で大きなチャンス。あの看板も村の観光名所となるかもしれない。
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