台風7号で土砂被害 奥津温泉の旅館が1カ月ぶり営業再開 一方、復旧が進んでいない観光地も… 岡山・鏡野町

岡山県鏡野町などを中心に大きな被害をもたらした台風7号から15日で1カ月です。土砂が流れ込むなどの被害を受けた奥津温泉の旅館では、復旧作業が進み、14日から営業を再開しました。

奥津温泉街にある「名泉鍵湯 奥津荘」です。8月15日から臨時休業をしていて、約1カ月ぶりの再開です。14日は予約した2組のお客さんが訪れました。

(名泉鍵湯 奥津荘 若女将/鈴木里佳さん)
「きょうから再開ですので。本当にありがとうございます」

8月15日

8月15日、近くを流れる吉井川の水位が通常より3m以上増水しました。旅館の地下には3つの内風呂がありますが、全てに土砂が流れ込みました。

(名泉鍵湯 奥津荘/甲元浩文さん)
「看板の上ぐらいまで川の水が入ってきて。お風呂の中とこのあたり一面、砂が入って扉があけられない状態だった」

(名泉鍵湯 奥津荘 若女将/鈴木里佳さん)
「たくさんのお客様にご予約をいただいていたんですけど、営業できない状況で、キャンセルでご迷惑をおかけしました」

鏡野観光局によりますと、観光地として有名な足踏み洗濯場など、復旧が進んでいない場所もまだ残っていて、秋の紅葉シーズンに向けて復旧を目指していきたいとしています。

(名泉鍵湯 奥津荘 若女将/鈴木里佳さん)
「より一層たくさんのお客さんにお越しいただき、満足いただけるようがんばりたい」

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