再改造内閣、活動本格化 15日に副大臣と政務官決定

職員らにあいさつする自見地方創生相=14日午後、東京都千代田区(代表撮影)

 第2次岸田再改造内閣の閣僚らは14日、業務引き継ぎや就任記者会見に臨み、活動を本格化させた。松野博一官房長官は記者会見で「まずは思い切った経済対策を策定し、早急に実行していくことが最優先だ」と強調した。岸田文雄首相は副大臣と政務官を15日に閣議決定する。

 初入閣の木原稔防衛相は、浜田靖一前防衛相から事務引き継ぎを受けた。浜田氏は、政府が昨年12月に策定した安全保障関連3文書に触れ「前に進めてもらえるとありがたい」と要望。木原氏は「大変光栄だ。バトンをしっかりと受け継ぐ」と応じた。

 参院当選2回で抜てきされた自見英子地方創生担当相は、就任あいさつ式に臨み「日本を素晴らしい国として次の子どもたちや孫たちに引き渡していく大きな使命がある。与えられた職責を全うする」と抱負を述べた。兼務する万博相に関し、首相から「特に緊張感を持って任務に当たるように」と指示されたと明らかにした。

 政務の新旧官房副長官も官邸で職員らにあいさつした。

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