「医療団体の代弁者ではない」 武見厚労相、就任後初会見

就任後、初の記者会見をする武見厚労相=14日午後、厚労省

 武見敬三厚生労働相は14日、就任後初の記者会見で日本医師会(日医)との関係を問われ「私は決して医療関係団体の代弁者ではない。国民の立場に立ってどのような政策を実現すべきか考える」と述べた。

 武見氏の父親は、元日医会長。自身は1995年の参院選の比例代表で、日医を母体とする「日本医師連盟」の推薦を受け初当選し、その後に東京選挙区へ移った。

 年末に決める医療機関や介護事業所の報酬の改定率については、物価高騰や利用者の保険料負担などを踏まえて検討する考えを示した。来秋を予定する健康保険証の廃止に向けては「課題を解決しマイナ保険証を安心して利用できる環境を実現する」と語った。

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