海水と魚、検出の下限値未満 原発処理水、トリチウム濃度分析

 東京電力などは14日、福島第1原発周辺で採取した海水や魚に含まれる放射性物質トリチウムの濃度を分析した結果、機器で検出できる下限値未満だったと発表した。第1原発では8月24日から9月11日にかけて、処理水を海洋放出した。

 東電は13日に半径3キロ以内の10カ所、12日に10キロ四方内の2カ所で採取した海水を、福島県は原発沖の9カ所で12日に採取した海水を分析。水産庁は放出口から約5キロ圏内で13日に採取したヒラメとホウボウを調べた。

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