石垣島に陸自オスプレイ飛行へ 10月、米海兵隊と大規模訓練

陸上自衛隊の輸送機V22オスプレイ

 陸上自衛隊は14日、九州・沖縄などで10月に実施する米海兵隊との離島防衛を想定した大規模実動訓練で、陸自の輸送機V22オスプレイが沖縄県石垣島の新石垣空港に飛来すると明らかにした。石垣島では、今年4月に開設した陸自石垣駐屯地に、日米の共同調整所を置き、米軍は海兵隊など約80人が入る。陸自オスプレイの沖縄飛行や石垣駐屯地での日米訓練は初となる。

 陸自は当初、自衛隊からの参加規模を隊員約2800人としていたが、より多くの部隊を参加させるとして約5千人に増やす。米軍は約1400人。南西諸島に広く展開し、中国を念頭に置いた離島防衛能力の強化につなげる狙いだ。

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