連合会長、国民幹部に苦言 自公国、連立論巡る批判受け

記者会見する連合の芳野友子会長=14日午後、東京都内

 連合の芳野友子会長は14日の記者会見で、自民、公明政権に国民民主党を加える「連立論」を巡る連合側の反対意見を批判した国民の榛葉賀津也幹事長に苦言を呈した。連合は同党最大の支援組織。芳野氏は「さまざまな支援をしてきた。こうであってほしいという気持ちは誰にでもある」と説明した。

 榛葉氏は8日の会見で、連合内に3党連立への反対論があるとの指摘を受け「連合といえども違う組織の方から、党運営や政治の連携について『ああしろ、こうしろ』と言われる問題ではない。党の方向性を決めるのはわれわれだ」と語った。

 芳野氏は会見で「そういう発言はどうなのかと率直に感じた」と指摘した。

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