V-22オスプレイが異常感知し「予防着陸」 ギアの摩耗確認 整備に1か月半

8月末、静岡県焼津市の航空自衛隊静浜基地に異常が生じて着陸した陸上自衛隊の輸送機「V-22オスプレイ」について、防衛省は9月12日、機体内部のギアの摩耗を確認し、整備の完了までに約1か月半を見込んでいると明らかにしました。

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8月31日、焼津市の上空に突如として現れたのは、陸上自衛隊の輸送機V-22オスプレイ。最寄りの航空自衛隊静浜基地に着陸する直前の映像です。

防衛省によりますと、この機体は8月31日、静岡県沖を訓練飛行していた千葉県の木更津駐屯地所属の輸送機「V-22オスプレイ」で、午後2時10分ごろ、機体がギアボックスの中に金属片が発生したことを感知し「予防着陸」を促すランプが点灯、危険を未然に防ぐため、焼津市の航空自衛隊静浜基地に急遽、予防着陸しました。

防衛省は12日、金属片の分析結果について、ギアの一つが摩耗したことで発生したものだったと明らかにしました。予防着陸した機体は今後、静浜基地で部品の交換や試験飛行などを行う予定で、防衛省は一連の整備作業の期間について約1か月半かかると見込んでいます。

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