阪神が18年ぶり優勝 6度目のセ・リーグ王者

プロ野球セ・リーグで18年ぶり6度目の優勝を決め、マウンドに駆け寄る阪神ナイン=甲子園

 セ・リーグは14日、甲子園球場で阪神―巨人23回戦が行われ、阪神が4―3で勝って18年ぶり6度目の優勝を決めた。9月に入って11戦全勝と他を寄せ付けず、この日で80勝44敗4分け。1リーグ時代を含めると10度目の制覇となった。

 2005年の前回優勝に導いた岡田監督が15年ぶりに監督に復帰し、1年目で栄冠を再びつかんだ。7月28日からトップの座を譲らなかった。

 今季は3年目の村上と伊藤将、現役ドラフトで加入した大竹が先発の中心となり、抑えはシーズン途中から岩崎が務めた。打線は近本、中野の1、2番コンビが活躍した。

 5月は9連勝などで19勝を挙げ、1964年8月、68年8月にマークした月間勝利数の球団記録に並んだ。8月も16年ぶりの10連勝などで18勝。16日に優勝へのマジックナンバー「29」が点灯し、9月に入ると無敗で一気に王座を奪った。

 日本シリーズ進出を争うクライマックスシリーズ(CS)には10月18日開始のファイナルステージ(6試合制)から出場。38年ぶり2度目の日本一を目指す。

6回、2ランを放ち、ベンチ前で迎えられる阪神・佐藤輝=甲子園
盛り上がる阪神ファン=甲子園

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