米8月卸売物価、1.6%上昇 伸び率は2カ月連続拡大

 【ワシントン共同】米労働省が14日発表した8月の卸売物価指数はモノとサービスを合わせた総合指数が前年同月より1.6%上昇し、伸び率は4カ月ぶりの大きさとなった。上昇率は2カ月連続で拡大し、金融市場の事前予想の1.2%を上回った。サービス価格の上昇などが要因。変動が激しい食品とエネルギーを全体から除いたコア指数は2.2%上がった。

 卸売物価指数は売り手側の価格変動を示しており、最終的に消費者向けの物価に影響を与える。金融市場では物価が高止まりし、米連邦準備制度理事会の金融引き締めが長期化することへの警戒感が出ている。

 サービス価格が2.2%上昇し、モノも0.5%上がった。

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