日米外相が初の電話会談 ウクライナ対応で連携確認

ブリンケン米国務長官との電話会談後に、記者団の取材に応じる上川外相=14日夜、外務省

 上川陽子外相は14日夜、ブリンケン米国務長官と就任後初の電話会談を行った。ロシアによるウクライナ侵攻や、北朝鮮の核・ミサイル開発など国際社会の課題に緊密に連携して対応すると確認。日米同盟の抑止力と対処力の一層の強化も申し合わせた。上川氏が記者団に明らかにした。

 会談で上川氏は、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持、強化するため、退任した林芳正前外相に引き続いて先進7カ国(G7)議長国としての役割を果たすと表明。ブリンケン氏は上川氏の就任に祝意を伝えた。

 両氏は経済分野で日米連携が拡大、深化しているとの認識も共有した。

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