ユネスコ、首里城復元計画を歓迎 19年に正殿など焼失

焼失前の首里城の正殿=2017年2月、那覇市

 【リヤド共同】国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会は14日、文化遺産「琉球王国のグスクおよび関連遺産群」(沖縄)の保全状況を審査し、火災で焼失した首里城(那覇市)の復元が予定通り進んでいることを歓迎する決議を採択した。

 決議では、復元に当たって元のデザインを維持する努力を続け、従来の価値を損なわないよう要請。防火対策の徹底も促し、2024年2月1日までの次回報告書提出を求めた。

 首里城は19年、正殿などが焼失した。ただ遺産登録されているのは地下の遺構で、もともと復元した建物だった正殿は世界遺産に含まれていなかった。

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