道宿泊税、料金に応じ徴収案 税収規模先行に札幌市難色

札幌市役所

 道が14日、宿泊税に関する有識者らの懇談会で示した宿泊料金に応じて1人1泊100~500円を徴収する「段階的定額制」案は、出席者におおむね支持された。一方、独自の宿泊税導入を検討している札幌市などは、年間約60億円という道の税収見込みに難色を示した。コロナ禍前の想定は約40億円。1人当たりの徴収額が増えることで上乗せしづらくなるとの懸念が背景にあるとみられる。徴収額を巡り、道と市町村の調整は不可欠だが、難航が予想される。

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