阪神リーグV、加治屋投手(宮崎県串間市出身)貢献 戦力外から主力、地元喜び

セ・リーグで18年ぶりの優勝を決め、駆け出す阪神の加治屋蓮投手(背番号54)=甲子園

 プロ野球・阪神が18年ぶりのセ・リーグ優勝を決めた14日、歓喜の輪の中に加治屋蓮投手(31)=福島高出=の姿があった。一度は戦力外というどん底を味わいながら、今季は中継ぎとして阪神の”アレ”に貢献した。関係者は右腕の復活を喜びながら、「次は日本一を目指してほしい」と期待の声も上がっている。
 串間市出身の加治屋投手は、同市・福島高からJR九州を経て、2014年にドラフト1位でソフトバンクに入団。18年には72試合に登板したが、その後は登板機会が減り、20年オフに戦力外通告を受けた。新天地となる阪神では2年目で39試合に登板。今季はさらに出場試合数を47に伸ばし、防御率2.34、16ホールドと復活を遂げた。

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