栃木県宇都宮市今泉小の3年生100人が14日、社会科見学の移動のため次世代型路面電車(LRT)に乗車した。宇都宮ライトレールによると、LRTを集団で利用するケースは初めて。
同校はLRTが学区内を走っていることから、車両基地を見学する機会などをつくってきた。8月26日の開業を受け、恒例の工場見学のための移動手段をバスからLRTに切り替えた。
この日、児童たちは宇都宮駅東口停留場に集まり、午前8時半ごろから3便に分かれて乗車。30分ほど列車に揺られ、グリーンスタジアム前停留場から同市清原工業団地のカルビー清原工場へ向かった。
児童の約半数が初めてのLRT乗車となった。佐藤鈴夏(さとうすずか)さん(9)は「通学路から列車を見ていた。乗車できうれしかった。車窓からの風景がきれいだった」と笑顔で話した。