米軍人事滞留に危機感 次期米海軍制服組トップ

海軍制服組トップの作戦部長に指名されたリサ・フランケティ作戦副部長=3月(JoAnne Sorrentino/米海軍提供・AP=共同)

 【ワシントン共同】米上院軍事委員会は14日、海軍制服組トップの作戦部長に指名されたリサ・フランケティ作戦副部長(大将)の人事承認に向けた公聴会を開いた。フランケティ氏は、米軍の人事承認が上院議員の抵抗で滞留している点について「即応性の低下が続いている」と危機感を示した。

 共和党のタバービル上院議員は、人工妊娠中絶を選ぶ米兵の権利を擁護するバイデン政権の施策に反発し、承認手続きを拒否している。フランケティ氏は中国などを念頭に「米海軍は世界中で敵対国からの挑戦に直面している」と指摘した。

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