動植物園の日常をのぞき見!のんほいの窓【2023年9月号】アムールトラとワオキツネザルの赤ちゃんがのんほいパークに仲間入り!

最近は扉付近なら放飼場に出ることができるようになったが、すぐに寝室に戻ってしまう慎重派のアース。 

愛知県豊橋市にある「豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)」。パーク内で暮らす動物たちやのびのびと育つ植物たちの日常や季節のイベントなど、パーク内の様子を「のんほいの窓」から定期発信します! のんほいパークには今年の夏、アムールトラとワオキツネザルの双子の赤ちゃんが仲間入り!新しい動物たちを迎え、園内はますますにぎやかになっています。今回は、新しく迎え入れた動物たちの様子をご紹介します♪

浜松市動物園からアムールトラのアースがやってきた!

今年6月19日に、浜松市動物園からアムールトラのアース(オス、2歳)が引っ越してきました。顔の形がおにぎりに似ていることから、浜松市動物園では「おにぎりアース」の愛称で親しまれていたそうです!

最近は扉付近なら放飼場に出ることができるようになったが、すぐに寝室に戻ってしまう慎重派のアース。 

アムールトラのアースは警戒心が強い!?

アースが引っ越してから2か月が経ち、少しずつ環境に慣れてきたのか、最近は部屋の中で寝そべってお腹を見せることも。しかし、放飼場にはまだまだ警戒しているようで、外に出たかと思えばすぐに室内に戻ってしまう用心深さもうかがえます。

浜松市動物園では、プールが好きでよく泳いでいたというアース。暑さが和らぐ秋には、放飼場を生き生きと動き回り、水遊びを楽しむ姿が見られることを期待したいですね!

2年連続!のんほいパークでワオキツネザルの双子が誕生

今年7月に、ワオキツネザルのトマト(メス、9歳)が双子の赤ちゃんを出産。7年ぶりの出産報告に喜んだ昨年に引き続き、2年連続となる双子の誕生ということで微笑ましいばかりですね♪

マダガスカル南部に生息するワオキツネザル。しっぽに輪の模様があることから、輪尾(ワオ)と呼ばれている

仲睦まじいワオキツネザルの大家族に会いに行こう!

双子の母・トマトは、背中に赤ちゃん2頭をおんぶしたり、お腹と背中に1頭ずつ抱っこしたりと、すっかり子育てに慣れた様子。はじめは母乳しか口にできなかった赤ちゃんたちも、親の真似をしながら小さな手でエサを食べるようになり、すくすくと成長しています。

普段は木の上で生活しており、地上に下りて移動することも多いワオキツネザル。体温調節機能が弱く、気温が低い日には日光浴で体を温めます。日の光を全身で浴びようと、太陽に向かって両腕と両足を広げる姿がかわいらしいですよ♪

また、昨年生まれた双子たちが赤ちゃんの毛づくろいをするなど、子ども同士の仲睦まじい姿も見られます。大家族となったワオキツネザルに、ぜひ会いに行ってみてくださいね。

新たな仲間が続々!にぎやかになったのんほいパークへ遊びに行こう♪

アムールトラとワオキツネザルの赤ちゃんが仲間に加わり、どんどんにぎやかになっていくのんほいパーク。夏の暑さが収まり心地良い風が吹く秋は、動物たちにとっても過ごしやすい季節です。

毎年恒例の「ナイトZOO」は、10月1日(日)まで好評開催中!この秋は、ぜひのんほいパークで動物たちの微笑ましい成長と変化にほっこり癒されてくださいね。

豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)公式HPはこちらhttps://www.nonhoi.jp/

※記事内の情報は公開日時点のものになります

© 中日新聞社