「自然な甘みでやさしい味」ココロもカラダも喜ぶ 麹料理&スイーツで“活性化”【しずおか産】

今回のしずおか産は、静岡県産の麹を使ったココロもカラダも喜ぶ麹料理です。

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私が訪ねたのは、静岡市葵区の「麴cafe&レンタルスペース宙」。自宅をリニューアルした「麹のごはんとスイーツ」が楽しめる専門店です。

<麴cafe宙 店主 柴田宙見さん>
「お待たせしました。どうぞ」

<井手春希キャスター>
「うわー綺麗」

麹を使ったスイーツ盛り合わせです。甘麹と醤油麹が入ったチーズケーキから。

<井手春希キャスター>
「いただきます、自然な甘み」

<麴cafe宙 店主 柴田宙見さん>
「甘麹という米麹の甘さがあるので、それだけで作っているので」

<井手春希キャスター>
「食感もやさしいです」

<麴cafe宙 店主 柴田宙見さん>
「やさしい味ですよね。麹が入っているから。チーズも米麹も発酵食なので、相性がいいんじゃないかと思います」

店主の柴田宙見さんです。麹は自宅でも使っていましたが、興味のあった発酵食を本格的に勉強し、「発酵食エキスパート1級」の資格も取りました。

そもそも、麹とは、蒸した穀類に麹菌を加えて、繁殖させたもの。市内のこうじ店で静岡産の麹を仕入れ、静岡コシヒカリのお粥の中で長時間発酵させ、オリジナルの米麹(甘麹)を作っています。

<麴cafe宙 店主 柴田宙見さん>
「麹のよさは、まず、疲労回復になる。食べてブドウ糖に変化するので、すぐエネルギーに変わる。ビタミンが豊富なので、代謝にもいい。腸活にいい。麹菌がオリゴ糖にも変化するので、お腹の中に入ると善玉菌のエサになってくれる。そうすると悪玉菌を減少させる。便秘の解消とか肌もきれいになる、美容にもいいといわれています」

続いては、米麹と有精卵と牛乳を使ったみたらしソースの麹プリン。カラメルの代わりには、醤油と麹を合わせた醤油麹のシロップを作りました。

<井手春希キャスター>
「いただきます。おいしい」

<麴cafe宙 店主 柴田宙見さん>
「跳ねた!跳ねた!」

<井手春希キャスター>
「身体が喜んでるんですよ。きっと」

<麴cafe宙 店主 柴田宙見さん>
「麹食べているし腸も喜んでいるし」

<井手春希キャスター>
「活性化してますね。醤油ならではの香ばしさが、カスタードの部分に合って、こんなにプリンに合うんですね」

まろやかな甘さと奥深いコクを生む醤油麹は、家庭でも簡単に作れるということで、柴田さんに作り方を教えてもらいました。

<麴cafe宙 店主 柴田宙見さん>
「麹はスーパーでも売ってますし、こうじ屋さんでも売ってます。米麹と同等の醤油さえあればいい。これにただ醤油を注ぐだけなんです。あとは、1週間常温で発酵させる。このまま1週間置いてください。ただ1日1回交ぜてください。これをするだけです。泡が出てくるの分かりますか?発酵しています。ふたがポーンて空いちゃう場合があるので、軽くフタをするだけです」

醤油麹のうま味とコクで、様々な料理が深い味わいになりますよ。

店では、塩麹と醤油麹を使ったキーマカレーのランチもいただけます。

また、2階は、地域のコミュニティーの場になればと、レンタルスペースになっています。

<麴cafe宙 店主 柴田宙見さん>
「この地域って商店街がないんですよね。でもいいお店が点在しているので、この地域はオクシズの入り口だと思っていて、このエリアを活性化できたらいいなと思っています。」

<井手春希キャスター>
「麹のように」

<麴cafe宙 店主 柴田宙見さん>
「どういうこと?」

<井手春希キャスター>
「活性化、発酵させて」

<麴cafe宙 店主 柴田宙見さん>
「発酵させましょう」

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