地球を壊さず、常識を壊す
イギリス発、異端のデザイナーが、本当にサステナブルなファッションで「世界を変える」までの情熱に満ちた旅を描いた等身大ドリームストーリー『ファッション・リイマジン』が2023年9月22日(⾦)より公開。このたび「購入した服の5分の3がその年に捨てられる」という異様な状況を生み出しているファッション業界の現状を明かす本編映像が解禁となった。
異端のデザイナーが立ち上げた、業界を変える革新的サステナブルコレクション
イギリスのブランド<Mother of Pearl>のデザイナー、エイミー・パウニー。彼⼥は2017年4月、VOGUEの新⼈賞を受賞し、10万ポンドの賞⾦を得て、自分の生き方のルーツにつながるサステナブルなライン<No Frills>を立ち上げる。<No Frills>は、ロンドン・ファッション・ウィーク唯一のサステナブルブランドとして⼤注⽬を浴び、ファッション業界は一気に変革。
その注目はマスコミだけに留まらず、当時皇太子だったチャールズ英国王が企画した「キャンペーン・フォー・ウール」10周年記念スカーフのデザインを依頼されるほど。しかし、そのコレクションデビューの裏には、発表まで18ヶ月というタイムリミットの中、理想の素材を求めて、地球の裏側まで旅することになったエイミーとチームの、たくさんの出会いと挑戦の物語があった――。
「私も突っ走って寿命を縮めてる」
このたび解禁された映像は、ディオールのラフ・シモンズら数々の有名デザイナーが、ハードワークで続々と退任、それでも猛スピードで疾⾛することをやめないファッション業界の内情を明かしたもの。
「私も突っ走って寿命を縮めてるわ」「大型ブランドは12シーズン、大衆ブランドは週単位」「1年間で750種類のデザイン画を描いたこともある」――エイミー・パウニーがそう語るように、“もっと新しい服を”と要求する消費者の声のままにハイスピードで生産が続き、結果「1930年代と比較して人々は3倍以上の服を購入」「購入した服の5分の3がその年に捨てられる」という異様な状況を⽣み出している現状に警鐘を鳴らすものとなっている。
監督は、この作品が長編映画デビューとなるベッキー・ハトナー。ハトナーは3年もの間、エイミーに密着、ウルグアイやペルー、オーストリアといった国へ一緒に⾶び、カメラを回し、コレクション完成までの道のりを旅感あふれるロードムービーとして完成。観客を、地球の今を知る驚きと発⾒に満ちた旅へ誘う。
『ファッション・リイマジン』は2023年9月22日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー