ユヴェントス、ドーピング違反のポグバの代役としてアーセナルのトーマスに関心か

写真:ユヴェントスから関心を寄せられるトーマス

フランス代表MFポール・ポグバがドーピング検査で陽性判定を受け、出場停止処分を受けたことを受け、所属先のユヴェントスは代役としてアーセナルのガーナ代表MFトーマス・パーティの獲得を目指しているという。イギリス『デイリーメール』電子版が報じている。

ポグバはセリエA開幕戦のウディネーゼ戦の試合後に抜き打ちでドーピング検査を受けたところ、「非内因性のテストステロン代謝物」の高い数値が計測されたため、暫定的に出場停止処分を受けた。本人は「アメリカ在住の医師の友人から処方されたサプリメントが原因で、自分はそのサプリメントにテストステロンが含まれていることを知らなかった」と主張しているようだが、ドーピング違反が正式に認められた場合は最長で4年間の出場停止処分を科せられる可能性がある。

ユヴェントス側はすでにポグバへの年俸の支払いを停止しており、長期間の出場停止となった場合は契約を解除する可能性もある。そして、その場合に備えた緊急対策を練っており、獲得候補としてトーマスの名前が挙がっているという。なお、補強をするには来年1月の冬の移籍マーケットを待たなければならない。

トーマスは今夏にもユヴェントス移籍の噂が出ており、両者の間では移籍することで個人合意に達していたものの、アーセナル側が納得できる金額を提示することができず、最終的にはアーセナルに残留することになった。今シーズンはリーグ戦で3試合に出場したが、いずれも本来の中盤のポジションではなく、右サイドバックでの出場となっている。

また、移籍マーケットに精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、アーセナルは夏の移籍マーケットでサウジ・プロフェッショナルリーグのクラブからトーマスの移籍に関する問い合わせを受け、移籍金として3000万~3500万ユーロ(約47億1260万円~約54億9810万円)を提示されたものの、これを拒否したという。

その際、トーマスの獲得には4500万ユーロ(約70億6890万円)が必要だと伝えたそうで、今回、ユヴェントスとの間で交渉が行われた場合にも、この金額が基準となりそうだ。

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