RソックスがブルームCBOを解任 4年間で3度目の最下位の危機

日本時間9月15日、レッドソックスはヤンキースとのダブルヘッダー第1試合の開始前にチーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)を務めるハイム・ブルームを解任したことを発表した。ブルームは2019年の秋にレッドソックスのCBOとなり、今季が4シーズン目となるが、2021年こそワイルドカードからリーグ優勝決定シリーズまで進出したものの、2020年と2022年は地区最下位。今季は直近4年間で3度目となる地区最下位の危機を迎えており、解任という決断が下された。

レッドソックスのサム・ケネディ球団社長は「我々はハイムの人柄やプロフェッショナリズム、誠実さを深くリスペクトしており、今回の決断は軽いものでも簡単なものでもなかった。だが、我々はみんな、自分たちが順位表でどの位置にいるかを知っている。ファンが我々と同じように感じている辛い現実だ。我々のファンは、安定してポストシーズンに進むような、強く、競争力のあるチームに相応しい」とコメント。なかなか結果を出せないブルームを解任し、新たなリーダーシップを求めることになった。

レッドソックスはブルームCBOのもとでGMを務めていたブライアン・オハローランに、より上級のポジションをオファーしているという。よって、ブルームの後任が決まるまでのあいだは、オハローランを中心としてフロントオフィスを運営していくことになる。また、ケネディ球団社長はコーチ陣を再編する可能性に言及しつつも、アレックス・コーラ監督は続投させる方針であることを明らかにしている。

ケネディ球団社長は「ワールドシリーズ制覇を目指す。そのために我々はここにいる」とチームの目標を明言。よって、レッドソックスは今後、チームを勝利に導くことのできるリーダーを探すことになる。ただし、ケネディ球団社長によると、かつてレッドソックスをワールドシリーズ制覇に導いたセオ・エプスタインは候補者から除外されているようだ。

ブルームはムーキー・ベッツをトレードで放出し、ザンダー・ボガーツ、J・D・マルティネス、ネイサン・イオバルディらをFAで失うなど、そのチーム作りはあまりファンからの支持を得られなかった。吉田正尚を獲得し、トリストン・カサスやブライアン・ベヨといった若手の台頭はあったものの、「勝てなかった」という結果が全て。ブルームの後任には勝利が求められるため、大きなプレッシャーがかけられることになりそうだ。

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