日鉄呉地区 72年の歴史に幕 実質全設備を停止 呉市

日本製鉄瀬戸内製鉄所呉地区はすべての設備を停止し、72年の歴史に幕を下ろしました。

日本製鉄によりますと今月末をめどに閉鎖する方針を発表していた呉地区について、14日午後に最後の製品の出荷を終えすべての設備を実質的に停止したということです。

呉地区ではおととし9月に高炉を停止し、先月には全ての製品の製造をストップしていました。

呉市民は「呉を支えてきた一部分がなくなるような寂しい気分です」「これからの呉がどうなるか不安です」

今後はおよそ10年かけて本格的な解体作業を行うということですが、マツダスタジアム約36個分とされる跡地の活用方法は決まっていません。

© 広島ホームテレビ