厚さ1.5メートルの氷を砕きながら進む砕氷艦「しらせ」が寄港 海上自衛隊の南極観測船として活躍

南極観測船として知られる海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」が15日、呉基地(広島・呉市)に寄港しました。

隊員と関係者などおよそ120人の出迎えを受け、海上自衛隊呉基地に入港したのは、南極観測船として活躍している砕氷艦「しらせ」です。

全長138メートル、幅28メートル。厚さ1.5メートルの氷を連続に砕きながら進む最新鋭の砕氷艦です。南極地域への人員の搬送や観測支援などの任務にあたっています。

訓練の途中に補給や乗組員の休業を兼ねて、2年ぶり9回目の寄港となりました。入港式では、花束贈呈のあと、「しらせ」の斉藤一城艦長が「ぜひ見学してもらい、南極観測事業の理解への一環になれば」とあいさつしました。

呉地方総監部広報推進室 永井順子 1等海曹
「一般公開中は上甲板・艦橋・観測隊の居住区等が見学できる。また、南極の氷や石も展示している」

砕氷艦「しらせ」の一般公開は、16日から2日間となっています。

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