「親のエゴだった…」娘の涙の訴えにハッとした母 買い物中に起きたやり取りに「すごい分かる」「改めて気付かされた」

子育てをしていると、子どものやりたいことや欲しいものなどに、ついつい口を出してしまうことがありますよね。子どものためを思って言っているつもりが、そうでなかったのかも…と後悔した経験がある人もいるかもしれません。

サヤ山 サヤさんは小学3年生の双子の女の子と、1歳の女の子を育てるお母さん。Instagramで育児漫画を公開しています。子育て中のリアルを描いた漫画には、毎回たくさんの人からのコメントが寄せられ共感を得ています。

今回公開されたのは「親のエゴを押し付けてた話」と題した漫画。小学生の双子の娘さんの文房具にまつわる話です。

娘さんが欲しかったのは…

ある日小学3年生の娘さんは、鉛筆やローラー消しゴムを欲しがったそうです。

「親のエゴを押し付けてた話」②(@saya_twins1125さんより提供)

サヤ山さんは、機能性を重視した物を選んでいたため、買ってあげることはなく、代わりにマスキングテープを巻いて可愛くしてあげました。しかし、娘さんの涙によってはっと気付かされたそうです。

「親のエゴを押し付けてた話」⑥(@saya_twins1125さんより提供)

娘さんたちは小学3年生。学校では、すでにおしゃれなものや流行りのものをもつ子が多くなっていたのです。そこでサヤ山さんはご自分の小学生の時を思い出し、娘さんたちの思いに気付いたのでした。

「親のエゴを押し付けてた話」⑦(@saya_twins1125さんより提供)

漫画を見た人たちからは「すごい分かる」「小学生女子にはすんごい重要なアイテムだったりするよね」「改めて気付かされた」など、さまざまなコメントが寄せられました。投稿された漫画について、サヤ山さんに話を伺いました。

”子どものためを思う”とは…

ーポン子ちゃんが泣いて訴えたとき、率直にどう思いましたか?
子どものためと思ってしていたことが、親のエゴの押し付けだったと気付きました。

ー欲しい文具を購入したとき、娘さんたちの反応はどうでしたか?
大変な喜びようで、家に帰ってからもずっと持ち歩いたり眺めたり。寝る時には抱いて寝ておりました(笑)自分で選んだお気に入りの文具が本当に嬉しかったのだと思います。

ー娘さんたちは今まで流行りのモノを欲しがることはなかったのでしょうか?
おもちゃや服などは流行りのものを欲しがったりしておりましたが、文具に関しては機能性を重視したものを持たせておりました。

ー娘さんたちは自分たちのおこづかいで何か買うことはありましたか?
我が家はお小遣いで好きな物を買って良いことにしていますが、文具や服など生活に必要な物はお小遣いではなく親が買うことにしています。

ー今回の出来事で反省したとありましたが、現在はどのようなことを意識するようにしていますか?
何でも買ってあげたりすべての要望を聞き入れることはできませんが、娘の物を購入する時は、なるべく娘の意見に耳を傾けるようにしています。

ー投稿には今回のエピソードに共感する声が多く届いていましたが、どう思われましたか?
皆さまからは、小学生の時に流行りの物を買ってもらった喜びや、逆に買ってもらえなかった切なさを思い出したとの声を多く頂きました。親目線ではつい機能性を重視してしまいますが、子どもたちの間では流行りの物や可愛い物は共通の話題になったり、仲間意識が芽生えたりするものです。
子どもの世界を大切にしつつ、ある程度流行や話題についていけるようにしてあげたいと思いました。

子どもたちが大きくなるにつれ、親には分からない子どもたちの世界ができていきます。子どもの気持ちを大切にしながら、親として支えていきたいものですよね。

ほ・とせなNEWS編集部

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