あなたの1票は第何区に?いつ解散総選挙があっても慌てないための衆院選区割り変更まとめ/長崎県編

次の衆議院議員選挙から、新たな小選挙区の区割りが導入されます。選挙区の地域が変わるのは25都道府県140選挙区に及び、このうち15都県では、いわゆる「10増10減」に伴い定数も変わります。そこで、選挙ドットコム編集部は定数が変わる15都県の区割り変更をまとめた新シリーズ「あなたの1票は第何区に?いつ解散総選挙があっても慌てないための衆院選区割り変更まとめ」をスタート!対象となる都県ごとに紹介していきます。あなたの住んでいる地域は、気になるアノ人の選挙区は一体どう変わるか、ぜひご覧ください。

初回は選挙区数が4から3に減る長崎県を取り上げます。

長崎県の選挙区は1減(4選挙区→3選挙区)

長崎1区

変更がある区域は、以下の通りです。

【地域変更】(旧)長崎市の一部→(新)長崎市の全域が第1区になりました。

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9月14日時点で、以下の5人が立候補を予定しています。

・新人の下条博文(しもじょう・ひろふみ)氏(自由民主党)
・新人の山田ひろし(やまだ・ひろし)氏(日本維新の会)
・現職の西岡秀子(にしおか・ひでこ)氏(国民民主党)
・新人の内田隆英(うちだ・たかひで)氏(日本共産党)
・新人の黒石隆太(くろいし・りゅうた)氏(参政党)

長崎2区

【地域変更】(旧)長崎市の一部、島原市、諫早市、雲仙市、南島原市、西彼杵郡(長与町、時津町)→(新)島原市、諫早市、大村市、対馬市、壱岐市、雲仙市、南島原市、西彼杵郡(長与町、時津町)

長崎市の一部が抜けました(長崎市の一部は第1区へ変更)。大村市、対馬市、壱岐市が追加になっております。島原市、諫早市、雲仙市、南島原市、西彼杵郡(長与町、時津町)は引き続き第2区です。

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9月14日時点で、以下の3人が立候補を予定しています。

・現職の加藤竜祥(かとう・りゅうしょう)氏(自由民主党)
・現職(比例選出)の山田勝彦(やまだ・かつひこ)氏(立憲民主党)
・新人の髙木さとこ(たかぎ・さとこ)氏(参政党)

長崎3区

【地域変更】(旧)佐世保市の一部、大村市、対馬市、壱岐市、五島市、東彼杵郡(東彼杵町、川棚町、波佐見町)、北松浦郡の一部(小値賀町)、南松浦郡(新上五島町)→(新)佐世保市、平戸市、松浦市、五島市、西海市、東彼杵郡(東彼杵町、川棚町、波佐見町)、北松浦郡(小値賀町、佐々町)、南松浦郡(新上五島町)

大村市、対馬市、壱岐市が抜けております(第2区へ変更)。また、佐世保市と北松浦郡は全域が第3 区になりました。さらに平戸市、松浦市、西海市が追加になっており、旧4区の全域が新3区に入ります。

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9月14日時点で、以下の2人が立候補を予定しています。

・新人の金子容三(かねこ・ようぞう)氏(自由民主党)
・現職(比例選出)の末次精一(すえつぐ・せいいち)氏(立憲民主党)

10月22日の4区補選は旧区割りで。「前哨戦」の様相も

北村誠吾氏(自民党)の死去に伴う10月22日投票の長崎4区補選は、同日までに解散総選挙が行われなければ、旧「長崎4区」の区割りで行われます。旧4区は新3区に範囲が含まれることから、自民党の金子氏、立憲民主党の末次氏は補選にも立候補を予定しています。新区割りのスタートを前にした「前哨戦」となりそうです。

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