「夢持って」世界で活躍のバレエダンサーが宇都宮市の小学校で講演

 自分らしい生き方について考えてもらおうと14日、世界で活躍したバレエダンサーが宇都宮市の小学校を訪れ、夢を持つ大切さを説きました。

 平石北小学校を訪れたのは宇都宮市の旭中学校出身で、ドイツのバレエ団や熊川哲也さんが率いるKバレエカンパニーで最高位ダンサーを務めた遅澤佑介さんです。全校児童およそ170人を前に世界で活躍するにはどうしたらいいのか自分の経験を語りました。

 宇都宮市では、芸術の分野で世界や全国で活躍している市ゆかりの人を小・中学校に派遣して講演などをしてもらう事業を2019年度から行っています。

 遅澤さんは世界的なスーパースターマイケル・ジャクソンに憧れ6歳からバレエを始めました。プロのダンサーになるため16歳でドイツのバレエ学校に留学し、「夢をつかむには、自分の好きなことを好きでい続け、24時間そのことだけを考えて生活できるかが近道」と呼びかけました。その後、児童から、「バレエダンサーになって良かったことは」や「相撲で活躍するにはどうしたらいいか」などと次々に質問を受けると遅澤さんは、「世界中を回って色んな文化に触れられた」と答えたり「バレエも他のスポーツも体幹が重要」とアドバイスしたりしました。

 最後に代表の児童が「遅澤さんのように夢を叶えるためにそれに向かって努力したい」とお礼の言葉を述べ、児童たちは将来の目標について考えを巡らせているようでした。

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